運送会社の選び方はシンプルに4つだけ。失敗しない注意点と選んではダメな運送会社を徹底解説します。

運送会社の選び方はシンプルに4つだけ。失敗しない注意点と選んではダメな運送会社を徹底解説します。

運送会社って数多くあるけど、どこの運送会社をえらべばいいんだろう?

こういった疑問に答えます。

記事の内容

  • 選び方4つ
  • 注意が必要な項目
  • 選んではダメな項目

私は、運送会社6つほど転職しておりまして、そのうちの3つほどは大手運送会社に所属しておりました。

多分誰もが名前を聞いたら分かる企業です。(企業名は出しませんが)

結論から言うと

  • 会社選びで天国と地獄が決まる
  • 元請、自社便が最強
  • 人間関係は元請けの方が複雑

その知識と経験をふまえてみなさんと情報共有したいと思いますので

一例の参考にしてくださいね。

ボーナスの有無

ボーナス

正社員なら当たり前のボーナスですが、運送業はボーナスが出ない所が非常に多くあります。

寸志の運送会社も多い。

仕事内容と給与の相場を分かっている運転手なら判断基準がわかっていますが、初めて運転手になる方は相場感がわからないのでボーナスの有無は良い判断材料になるはずです。

ボーナスが無い会社だと業績が悪化したらすぐに給与の見直しがされて生活に響いてきます。

働くモチベーションも下がりますので賞与がある会社を選びましょう。

ただし、運転手は基本給が非常に安い会社が多くあるので通常の企業より額が少ないので注意が必要。

目安は夏冬合わせて40万円。

下記でも触れていますがボーナスが出る運送会社は

  • 事故の自己負担0円
  • 元請け
  • 高速道路乗り放題

の会社が多いです。(個人の意見です)

ですがボーナスがないからと言ってブラックとは限りませんので注意してくださいね。

相場がわかる人には当てにならないですから

ボーナスがなくても良い運送会社はたくさんあるのも事実です。

がこれからトラックに乗る未経験者の方には1つの参考になると思います。

免責の有無

自己負担
免責
交通事故や貨物事故を起こした時の自己負担金

これはホントに、会社によって天と地の差があります。

荷物破損も車両事故も免責0円の会社もあれば、荷物破損は全額負担。

事故の過失の修理代は全額運転手に負担とか当たり前にあります。

もちろん負担額0円が理想ですがけどね。

面接のときに聞いておきましょう。

免責20万以上ならやめておきましょ。

入社の時に契約書にサイン書かされますので逃げられなくなりますよ。

綺麗な装飾をしてるトラック会社も要注意です。

運転手はトラックが大好きな方が凄くおおいんですよね。

トラックを自分で装飾出来るか、出来ないかで選ぶ運転手さんも多いです。

親族経営している社長も車好きが多いので、ほんの少しのキズでもキッチリ修理されて請求される会社もあります。

やはり運転時間が長く事故のリスクは高いので確認をしておきましょう。

下請けではなく、元請けで自社便配送

運転手の給料は運賃ですべて決まります。

下請けになればなるほど、運賃はピンハネされるので同じ仕事量でも必然的に給料は低くなってしまいます。

どうせ同じ仕事量をするならば、全国展開している運送会社なら信頼性が高いので安心かもしれませんね。

中小企業もしっかりマニュアルがあり、働きやすい運送会社もありますが初めて運送業に携わる方は判断が難しいかもしれないです。

会社のホームページを舐め回す様に見ましょう。w

取引先の会社が書いてある場合がありますので参考になるはずです。

上場企業のグループ会社なら元請けなのでオススメです。

もう1つオススメなのは、製造会社が白ナンバートラックを所有している場合。

基本的に会社の製品や原料の運搬のみなので件数も少ない場合が多いので比較的楽です。

長距離じゃなく中距離がほとんどで運賃も元請けなので高い。=給料も良い。

場合があるのでオススメです。

ただし所有台数が1〜2台ですので枠が空かないです。

ドライバーの顔見知りで次が決まる場合も多いので狭き門でもあります。

個人の感想ですが、逆に地場ならあまり給料はそんなに高はないですね。

2t車は…微妙

4t車.大型車は給料高い可能性あり。

高速道路の利用

運送会社の経費削減はシンプルです。

運賃、人件費、高速道路です。

高速利用させてくれない運送会社は普通にあります。

利用できてもシビアに決められてますので注意が必要。

私用で早く帰りたいドライバーは自腹を切って帰ることもあるあるです。

運送会社によっては高速道路を利用をしないで下道で運行すると、高速代が自分の給料に還元される会社もあるので面接時に聞いておくといいかもしれません。シンドイですけどね。

注意が必要な項目

注意点

人間関係がめんどくさい

年収が高い運送会社ほど

  • 派閥
  • 自己中
  • 仕事出来る風

のドライバーも中には居ます。

1人でもいれば周りもそのドライバーに足を引っ張られるので悪循環になりがち。

(もちろん個人の偏見、感想です。私は仕事遅いです。)

その会社の歴が長い人ほど客観的に自分を評価出来ないので偉いと勘違いしてしまいますが、会社も諦めているのでほったらかしになっているドライバーは居ます。

運転手は1人作業とはいえ実害を受けることも多いです。

自分の立ち位置を明確にしておかないとシンドイですよ。

逆に下請けの運送会社は横の繋がりが強く助け合いの精神が若干強めなので、めんどくさいドライバーはもちろん居ますが目立ちません。

契約社員のみ

事務員や内勤は正社員なのに、ドライバーは契約社員みたいな運送会社は多いです。

もちろんボーナスはあっても寸志程度だし、業務縮小になれば一方的に契約を破棄されますのでドライバーの負担は大きいです。

ローンなんかも正社員に比べると難易度は高いですのであまりオススメはしません。

実績を作る為や転職ありきの働き方なら問題はないですけどね。

新規拡大の為募集

運送業は運賃の削り合いですので新規拡大の募集には注意が必要です。

いまだに新規営業のやり方は運賃を下げて拡大するのが主流です。

もちろん適正価格で拡大ならメリットはありますが、入社してみて同じ仕事をしている関連の運送会社の方が給料が高いなんて事例は腐るほどありますので…。

下調べをキッチリして行動しないと大変な目に合いますよ。

会社の立ち上げ初期メンバー

凄く良いか。

段々悪くなるか。

に別れますw

最初は社長と一緒に事業を大きくしていくので、やりがいや連帯感が強く仕事を頑張れますが、事業が大きくなるにつれて、社長がドライバーを降りると状況が変わります。

もちろん変わらず凄い良い環境になることもあるし、利益が上がるにつれて社長の金使いが目に見えて荒くなることもあります。

それに嫌気が差して会社を去るドライバーも居るし、辞めるに辞められないドライバーも居ます。

運送会社の初期メンバーって思いの外、辞めるのに苦労することが多いんですよね。

選んではダメな項目

選んではダメ

毎回求人が出ている

毎回求人が出ているのは人間関係が悪く、ドライバーの提案、要望にも応えてくれないブラック運送ですので働くメリットがないので辞めておきましょう。

個人の感想を書いている求人

アットホーム&和気あいあいのようなセリフや。

あなたの頑張り次第とかやる気次第で○○万円以上可。

みたいな文言はダメです。

それは結果論であり個人の意見感想ですので何の説得力もありません。

やりがい搾取や長時間労働ありきの会社の可能性が高いので辞めた方が良いです。

まとめ

運転手になりたい人の動機は人それぞれです。

私が17年運転手になって良かったメリットは

  • 気楽
  • 一人作業で自分のペースで仕事ができる
  • やり切り(自分の仕事が終われば帰れる)
  • 自分と合わない上司や同僚でも気にならない(挨拶だけの関係)

ですのでストレスは小さいです。

運送会社の情報は多いほどイイ。ですが情報の人選は重要

  • アンテナをはる
  • コミュ力は大事
  • 運転手はおしゃべり大好き
  • 鵜呑みは厳禁

お金を稼ぎたいとか、人間関係、楽な内容の仕事…。

数ある運送会社の中で自分に合う仕事を探すのも大変ですが、ドライバーをしてる人の大多数は転職経験してますので自分の価値観に合う仕事を探してみてはどうでしょうか。

少しでも参考になるとうれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。