トラックドライバーは年収1000万稼げるのか?[無理]

トラックドライバーは年収1000万稼げるのか?[無理]

ドライバーで1000万稼げる?

リアルの給料はいくらぐらいなの?

こんな疑問に答えます。

結論からお先に言うと

まず1000万は無理です。

私が17年ドライバーを経験してきて、年収1000万プレイヤーは居ないです。

ただ年収800万.900万クラスはゴロゴロ居るのは知っています。

しかしそれはブラック労働で法律なんて関係のない時代のお話。

今の法律、労働では年収1000万は不可能です。

そこでこの記事では、ドライバーのリアルな基準を明確に伝える記事になっています。

少しでも参考になればうれしいです。

1000万は無理

現実的に年収1000万と言うことは、

月に100÷12=83.3万円

ドライバーは売り上げの25%~35%(会社により%は変わる)

ドライバーの給料に反映されます。

単純計算

  • 333.2万の売り上げ  25%反映  333.2×25%=83.3万
  • 238万の売り上げ   35%反映  238  ×35%=83.3万

になります。

売り上げは自分が運ぶ運賃だけです。

うんシンプルにしんどいでしょ。w

リアルに1か月の売上が200万を超えるドライバーは、めちゃくちゃ大変です。

長距離ドライバーは、1か月10~13回程度荷物を積んで登ります。

1回の運行で最低でも20万売上がないと200万には届きません。

では持込車両はどうか?

最近はめっきり減りましたが個人事業主でしているドライバーの方も居ます。

会社に流れる利益が自分に還元される反面

トラックのランニングコストはすべて自分で処理しなければなりません。

  • 燃料代
  • 高速代
  • 車検、3ヶ月後点検費用
  • 修理、維持費
  • 営業
  • 確定申告

うん大変そう

知り合いの個人事業主ドライバーに聞くと

「燃料代で全てが変わる」

と皆いってましたね。~

やはりドライバーは今も昔も走ってなんぼの世界。

今は燃料が高いですので旨味は少ないと容易に想像出来ます。

ちなみに売り上げはトラックの大きさで変わります。

もちろんトレーラーが1番多く運べるので売り上げは、上がりやすいですがその分%も下がります。

(トラックが大きくなるほどランニングコストがかかる。)

わたしは大型トラックで仕事をしていますが、1ヶ月の売り上げは200万超えないです。

どこの運送会社も大型トラックで200万を超える売り上げは繫忙期以外は少ないと思います。

そもそも毎月200万を超える仕事をこなしていれば体に負荷がかかります。

それでいてその売り上げの25%を切る給料なら・・・考えた方がいいかも。

なのでいかに高い運賃で運行している運送会社に行くか?

が焦点となります。

下請けになれば当然運賃は下がり、売り上げは上がらずドライバーの給料も下がりますから。

上限は700万

トラック

ドライバーで年収700万ならトップ層になります。

600万でも凄く高い水準です。

700万目指すなら

長距離の

  • 大型トレーラー
  • 大型トラックバラ積みバラ卸し
  • 特殊車両配送

ぐらいですね。

もちろん会社によりますけどね。

地場、近距離でも50万円を超える運送会社もあります。

が、そんな景気の良い運送会社は

  • 順番待ち
  • 権力持ちの強いコネクション
  • 10年以上実績のあるイケイケドライバー

でないとまず無理です。

ドライバーは横の繋がりが強い方が多いので情報の共有はめちゃくちゃ早いです。w

後は運送会社の幹部になる事

ただし大手運送会社に限ります。

これも結局は年功序列。

10年以上の実績、信頼があるドライバーが繰り上がるのでどうしても時間がかかっちゃいますけどね。

運送会社によっては幹部に昇進しても給料は安い所も多いですよ。w

幹部になると現場には出ないのでドライバーより遥かに楽になります。

ですがドライバーから内勤になると

  • 事務作業はザル
  • 現場の知識はある
  • ドライバーの方が給料が高い
  • 働かない、マウントオジサン化

になってしまいドライバーしていた頃とはまったくの別人に豹変してしまう方も……

もちろん全員ではないですが…

待遇面で考えるべき項目

年収を少しでも多く貰うためには

  • 自己負担額の有無
  • 元請か下請けか
  • ボーナスはあるか
  • 高速道路の使用頻度
  • 荷物の種類

を見極めなければなりません。

反対に捨てないといけない項目

自分の基準が100%満点の会社なんてないです。

  • 時間
  • 家族の理解
  • 人間関係

などの複雑でクリアしなきゃいけない課題もあります。

会社のマニュアルは会社により天と地ですので思考停止せず自分で行動する作業が絶対に必要になります。

リアルな給料は400~550万円

現実的に今の運送業は大してもうかりません。

  • 長時間労働はできない
  • 休みは取らなければならない
  • 下がり続ける運賃

労働集約型ですので、シンプルに働く時間が少なくなれば給料は減っていきます。

まとめ

すべての運送会社を把握するのは不可能です。

運送会社は全国におよそ6.7万社あります。

地場、近距離で高給な運送会社も

長距離、バラ積みでも薄給の運送会社も存在します。

ただ今の時代少し調べたら知りたい情報は取得出来ます。

自分の基準と情報をすり合わして整合性を取るのが最善だと思いますので、

この記事を鵜呑みしないで、1つの情報として参考にしてもらえたらうれしいです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。