普段は宅配専門でお仕事をしている個人事業主の皆さまお疲れ様です。
毎日時間に追われて1件1件配達をして汗水ながして宅配業務をこなしている時に、ふと
「チャーター便」「スポット便」て1件2件の配達でいいなあ。
「楽そうだな〜」
「やれるならやりたいなあ」
と思ったことありますよね。
私はめちゃくちゃ思ってましたね。
ただ私自身は宅配専属で仕事していたので「チャーター便」や「スポット便」の経験は数える程です。
しかしセールスドライバーをしていた時代に仲良くしてもらっていた取引先や元の会社から仕事を振ってもらえる案件があったのも事実。
個人事業主で宅配をしていたため急遽代走なんて頼める事は出来ず、ほとんどが泣く泣くお断りしてましたが。
そこでこの記事ではなぜ「チャーター便」や「スポット便」は簡単に出来ないのかをあらゆる角度から見て記事にしたので参考にしてもらえたら嬉しいです。
あくまで私の主観、経験ですのでサンプルの1つとして読んでもらえたらと思います。
そもそもチャーター便、スポット便とは?
チャーター便
貸し切り専属便のことです。
ですので料金単価は比較的高いので人気があります。
スポット便
単発のお仕事。
月に数回あるかないか
ヒューマンエラーによるお急ぎ便とかもある。もちろん定期では発生はしない。
チャーター便、スポット便は儲かるの?
もちろん毎日定期でやれば儲かります。
少ない件数で高単価なので魅力ある仕事の1つなのは間違いないです。
しかし現実は厳しい。
今から軽貨物をしようか悩んでいる方は、下調べで色々検索すると思いますが
「宅配」などの広告や加盟店はたくさん募集があるのに、
「長距離チャーター専属」「スポット便配達急募」みたいな案件は宅配と比べても明らかに少ないと分かるはずです。
という事は?
案件はあるけど人気が高いからすぐに枠が埋まって案件が出てこない
って事になりますよね。
初めて軽貨物する方には割とハードルが高いです。
もちろんすべての軽貨物の会社を知らないのですべて当てはまりませんけどね。
チャーター便て楽なの?
宅配と比べると楽というか気楽です。
普段は宅配をメインでやっている身からしたら
さ、最高ですやん
もちろん指定された時間や場所の配達ルールはありますが、それは宅配もチャーター便も同じなので件数が少ない分気楽に仕事できるメリットはあります。
案件の探し方は?
最近は黒ナンバーの軽バンを用意してサイトマッチングやアプリに登録して案件獲得。
私は業務委託契約で配送。
私には、5つ離れた兄がいるのですが、兄はフランチャイズに加盟して配送してましたね。
主にこの3パターンでしょうか。
チャーター便、スポット便のメリットは?
配達件数が少ない
宅配経験がある方は分かるとおもいますが、同じ拘束時間で仮に1日100件配達するのと
1件配達するのとでは、どちらを選びますか?
少しくらい単価が下がってもいいから1件配達がいいってなりますよね~。
高単価
基本的に下請けにならないので条件はいいです。が・・
案件獲得をするまでが大変です。
高単価案件はみんなやりたいですから・・・
チャーター便、スポット便のデメリットは?
収入は不安定
単発仕事や短期の案件が多いので何年も続かないです。
1つの会社に依存するので取引先のシステムが変わればすぐに終了ですので
次の策を考えなければなりません。
現状維持が難しい。
帰り便は空車
ほぼ行きの荷物だけなので帰り便は空車で帰ることになります。
交通費も片道切符がほとんどです。
きちんと自分で収支計算をしないとマイナスになる可能性も高いので計画的にしなければなりません。
軽貨物で長距離はシンドイ
200~300キロならあまり感じませんが(個人差あり)500キロを超えるロングは私はシンドイです。
主に腰とケツが(笑)
しかも軽バンなので
- オートクルーズコントロールがないとシンドイ
- 高速は煽り運転されがち(速度安定しない)
- 高速道路の給油は割高
- 風の影響をまともに受ける
等の問題も出てきます。
高速道路を走行してると、軽貨物が75~80キロぐらいで走ってるのを見たことありませんか?
あれは少しでも燃費を伸ばす為にわざと走行しています。
個人的に軽で長距離してるドライバー尊敬します。
それぐらい体に負担はありますよ。
実際の肌感覚
休日の問題
個人事業主は1人社長なので、休日が欲しいときは代走を自分で交渉しなくてはなりません。
もちろん契約内容によりますが会社員ほど休みは取れないです。
休みすぎると信用が下がり仕事を任せてもらえないので考えなければならない項目の1つです。
1人作業とはいえコミュニケーションと立ち回り方は重要。
美味しい仕事はベテランドライバー
どこの会社でも年数、実績を考慮されてコミュニケーションも上手に取れているベテランドライバーは居ます。
なので発注した取引先も
○○さんにおねがいします。
こんな仕事あるよ。
みたいな指定や相談もあるので仕方ない部分はあります。
新人はまず実績を積んでから
結構ドライバーの中には
- 規定を守らない
- 自己中ワガママ
- 貨物事故が多い
みたいな信じられないクレームを起こすドライバーも少数ですが居ます。
なので普通に実績を作って立ち回れたら美味しい仕事が舞い込む事もあります。
最初から損得勘定で仕事するのではなく、損な仕事も率先してやる。
覚悟をもつと周りからの信用も蓄積され評価されるので結果的に得をするのでオススメです。
もちろん必ず得するとは限らないし、すぐに結果が出ないのでモチベーションが難しいですけどね。^^;
単価が安い案件もある
サイトやマッチングみたいな単発仕事の中にはよく計算してみたら損な案件もあります。
人気があるからとか早いもの勝ちだからといって考えずに案件を受けるのはオススメしません。
自分の経費を瞬時に把握して仕事を受けないと後で計算したら
「あれ、マイナスやん」
てことになるのでリスク管理は考えておきましょう。
実績を作る為に受けるのは必要だと思いますけどね。
ベストタイミングで舞い込む場合はある
スポット便なんかは急に仕事が舞い込んだりするのでタイミングが合えば美味しい仕事です。
しかもいい値に近い単価なので自分でコントロール出来ないですが当たればウハウハです。
加盟店やフランチャイズに属していると声がかかる場合があります。
その時だけで5台とか10台とか必要なので車の確保するのも大変なので(だいたい既存の仕事をもっている)片っ端から声がかかります。
もちろん稀ですけどね。
結局はコミュ力と営業は必要
これが出来たらどの業界でもやっていけます。
売上上位のエースドライバーを観察しているとやっぱり凄いと感じます。
話しを聞いてると
- 人脈作りがえぐい
- 自信に満ち溢れてるし
- 行動が早い
ちょっとレベルが違うなと感じることも・・・
基本的には請負ドライバーは、規約により直営業禁止ですけどね。
営業と言ってもガッツリ運賃交渉をするのではなく、取引先と仲良くなるだけ。
普通に仕事をして、普通にコミュニケーションをとるだけ。
そこから1歩先に踏み込む営業を自分でするか。
相手から話を振ってもらえるまで待つか。
出来るドライバーを全部真似するのは不可能だけど自分に取り入れる部分は取り入れて努力したいものですね。
まとめ
楽で単価がいい仕事はみんなしたいのは当たり前ですが、それを引き当てる為に日々努力して前進しているので「儲かるから」「楽だから」と鵜呑みにするのは危険です。
やはりどんなことでも2段飛ばし3段飛ばしは出来ないので1段ずつ確実にステップアップしないとダメなのだなと思ったりして。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。