中型トラックでの長距離運送ってどんな仕事内容だろう?
今は地場だが長距離も視野に入れて、仕事をしたい。
長距離の給料をしりたい。
と言った方に向けて、記事を書きました。
わたしは現在大型トラックに乗っていますが、その前は中型トラックで長距離の仕事を3年間経験してきて
参考になると思いますので最後まで読んでいただければ幸いです。
仕事内容
A-Bに運ぶだけ。
もちろんそうですが荷物により積み方は全然違います。
親切に積み方を教えてくれる荷主もいるが、大抵は自分から率先して仕事をこなす必要がある。
大抵トラックの容量を荷主は把握しているので、容量いっぱいに荷物を出荷してきます。
積み方を失敗すればクレームになるので注意が必要。
積荷の種類
- 建材関係
- 看板関係
- 部材、資材
- 食品関係
- ユニット関係
- 段ボールに梱包された荷物
- 原料関係
積み込み
積み込みの段取りも荷主により違います。
- キッチリ時間指定する荷主
- 来た順番で積み込みする荷主
- 行き先別で積み込み時間が違う荷主
- 単純になに待ち??謎の鬼待機も
問題は積み込みも荷降ろしも同じですが、待機時間が長くなる場合。
トラック運転手がきついと言われるポイントです。
トラックの出入りが激しい会社は、朝一に行っても夜遅くに呼び出されて積み込みする時もあります。
朝一に行ったのに呼び出されたのは、夜7時・・・
荷主の特徴、取り扱う荷物の種類を知ってるドライバーは待機時間が少ないトラック会社を選ぶポイントになる。(同僚と情報共有)
荷降ろし
荷卸1箇所積みの1箇所降ろしがもちろん最高です。もちろん運送会社によります。
定期便なら15件~バラマキもあるし、フリー便なら5~6件の配送で終わったり。
荷卸先の段取りも必要です。
- 門が開いたらヨーイドン
- 夜間受付で呼び出し
- 早く並んだ順
- 荷物の優先度で遅くなったり早くなったり
荷物の状況により自分で要領よく段取りをしなければなりません。
給与
給与は30~45万程(総取り)
平均年収は450~550万円
ちなみに私がもらっていた給料は30~42万でした。
私の場合はもらい荷物の運賃次第でしたので、2次~3次下請けが多い月なら多いですが
4~5次下請けが多いと必然的に下がりましたね。差が激しい・・・
帰り荷物もしっかり段取りできる運送会社は強いと思います。
運転のコツ
左ミラーは気を付けて
中型、主に4tからは幅が広い。
感覚がなれるまでは注意。
左ミラー吹き飛ばすのは初心者あるある
内輪差
ハンドルの切り方も重要
ハンドル捌きが下手だとタイヤの外側にこすりマークがつきます。
仕事が丁寧な人は運転も上手い。
これは全運転手共通
軒や看板
箱型は以外と気をつけるポイント。
中型トラックは汎用性が高いので信じられない狭い道や現場では
ミラーばかり見てそのうえの箱まで注視してない事があります。
死角は多い
特に歩行者や自転車、バイクには気をつける。
左折はホントに注意。
前もって目視で確認
歩行者の方も歩きスマホなんかしないで、確認して通行してほしい。
細心の注意をして通行しているが、ドライバーも確認不足することもあるのでホントに注意してほしいですけどね。
長距離のメリットは?
楽な時はめちゃ気楽
1箇所積みの1件卸しがあたった時は、嬉しい。
時間にも余裕がありゆっくり仕事できる。
会社の都合で、積む荷物が少なくなるときもある。
精密機器パレット1枚だけの荷物もあった。(最高)
SA.PAに比較的止めやすい。
時間帯に寄っては厳しい時もあるが、大型やけん引は止めれないけど、中型トラックなら、停めれるスペースがあったりする。
いざとなれば乗用車スペースに停めれる。(ホントはマナー違反だけど仕方ない部分もある)
初めての道でも難なく運転。
今はグーグルマップがあるので、初めて走る道路でも問題ないですが、基本的に、初めてその会社に行くときは、開始の時間、順番の有無、待機場所の確保、最寄りのSA.PAの確認、トイレの有無などを調べてから行く。
スムーズに運行出来るように、自分でしらべます。
そのうえで、私の経験上大型と中型を比べると、中型の方が段取りがしやすいです。
旅行気分で仕事
余裕がある時は、寄り道して、温泉にはいったり、観光も行ける。(1人では寂しいが慣れる)
フリー便の醍醐味です。もちろん毎回は無理ですけどね。
ほとんどのドライバーは
「そんな気分になれない」
「そんな暇があるなら寝たい」
と思うでしょうが、出先で満喫するドライバーも少数ですが居ますね。
文句を言われない。
基本ドライバーは一人作業です。
もちろん会社に報・連・相は当たり前にしますが、自分に合わない同僚や上司なんかとは顔をあわさないので、ストレスは軽減されます。
個人的には、コレが一番大事。(笑)
一人が慣れる
仕事中は1人ですので寂しい時もありますが、慣れると1人って最高ってなります。(笑)
出先で時間が空くと、居酒屋や1人焼き肉なんか行ったりして、楽しいですよ。
なんかひと皮むけた感じがします。(ハナホジ)
運転が仕事に感じない。
長距離運転手は、作業時間より運転時間の方が圧倒的に、長いのでぶっちゃけ気楽です。(笑)
運転が嫌じゃない方なら、ピッタリの仕事だと思いますよ\(^o^)/
長距離のデメリットは?
運転が嫌になる。
私が乗っていたトラックは、板バネ、オートクルーズ無し、エアシート無し、だった為運転は好きだが、いやにはなった。(笑)跳ねる、アクセル踏みっぱなし(高速でスピードがすぐおちるからあおり運転される)、ケツ痛い。などなど
給与が大型トラックに比べるとやすい
これはそのままのとおりで一回に運ぶ量が少ないので、運賃も安い。
大型トラックと手当ても違うので給与が低いのは当たり前ですね。
自分がいた会社はもらい荷が下請けの荷物で帰る事がほとんどだった為、通常の運賃より低いのが常だった。
自分の会社は帰り荷の時の積み地は前日に教えて貰えない。
荷卸が終われば近くのコンビニへ行き、元請の会社に電話を入れる。
その時にすぐに積み地を教えて貰えない。
荷降ろしを終えて初めて、下請けの会社の電話番号教えてもらい、その会社に電話を掛けるのだ。
- 利用運送。水屋とも言われる。
(自社のトラックを持たないで、荷主より荷物を預かり他社のトラックを配車して手数料を抜く会社) - 通常運送会社は、地元では営業をして荷物を段取りするのですが、遠方の営業までは展開してないことがほとんどです。
定期便や専属便なら営業をかけて荷物を取ってきますが、フリー便は1見さんなのでそんな都合よく荷物の営業なんてできない。そのため利用運送(水屋)を利用することがある。
そこでようやく積み地を教えて貰う事が出来る。
自分がしたもらい荷の中で、元請から下請けにたらい回しされたのは、6次が最高(元請→下請け→下請け→下請け→下請け→下請け→下請け)
あの~運賃はいくらなのですか~?
知り合いのドライバーに話しをすると、そのドライバーは9次下請けで荷物をもらったと言っていましたね。
エ。。。エグイ。
会社選びは、本当に大切です。
家に帰れない
帰りたくない方なら運転手向きといえますが、家庭持ち、子供の行事事などに参加出来ない事が多くて、家族の理解をえられるかが重要!!
離婚案件にも発展します。
個人的には、離婚率高いです。
会社にいつでも休みを貰えるのならいいが、自分都合の休みは、仕事の都合や同僚の目もあるのでなかなか休みが取れない会社も多い。(ブラック企業は特に)
休日の日にも出発
長距離の仕事の大半は、土曜日に宵積み、日曜日に出発(卸先により時間はバラバラ)月曜荷卸。のパターンです。
サンデードライバーが多く、渋滞回避する為、早めに出発するドライバーが多い。
移動日は日当が付かない会社もある。
眠たいけど走らなきゃならない時ももちろんある。
積み込みが夜にずれ込んで次の日の朝イチ荷卸とか、トラブルで急遽予定変更で走ってとかある時は、シンプルにシンドイです。
大型トラックドライバーに邪魔者扱いにされがち
もちろん全員ではない。
が結構な確率で邪魔者扱いされます。
その理由が
- 高速道路でスピードが安定しない。
- そこに駐車したら邪魔だよ〜でれないよ〜て場所に平気で置く。
- 普通にギリギリに割り込んでくる
- 信号待ちの停止線守らないドライバー多い。
いや停止線超えるのは仕方ない。
自分もある(すいません💦)
問題はそこにいたら曲がり切れないのに避けてくれない運転手。
でホーン鳴らしたら睨んでくる。
乗用車もそういう人は居るが、わからないから仕方ない。
ことはないですけどね。(悲しい)
すべての中型トラックではもちろんないですが、大型トラックに乗ってるドライバーと話をしていると割と聞きます。
気を付けます。
まとめ
どうせ同じ距離&手間を要するなら大型トラックで長距離した方が良いがその分大変。
大型トラックのドライバーに聞くと中型の仕事はしたくない。乗りたくない。
と話すドライバーは多いです。
逆に1箇所積みの1箇所卸しが基本とか、給与が見合い、自分に合うならもちろんアリだと思いますが、自分でよく吟味して、条件にあう会社をえらんでくださいね。
最後までよんでくださりありがとうございます。m(__)m
おわり