トラックドライバーになりたいと思っていても自分にできるか不安。
向いている人の特徴を知りたい。
そんな疑問に答えます。
わたしは運転手になって17年になる大型トラックドライバーです。
その中で向いているドライバー、向いてないドライバーをたくさんみてきました。
自分もドライバーをしていますが本当に運転手が天職か?と自分に問うてもぶっちゃけ分かりません。w
とはいえ業界に長く従事しているので一通りの出来事は経験してきました。
お先に結論から言うと
- 向いてない人でも全然ドライバーはできる
- 向いてる人は運転がキライじゃないの1点だけ
- 向いてない人は事故が多い人の1点だけ
です。
とはいえ細分化していくと向いてる人と向いてない人の特徴があるのも事実。
少しでも参考になればうれしいです。
ドライバーに向いてる人
運転が好き
ドライバーの仕事は運転が仕事の60~80%です。
なので運転がキライではない。
苦痛ではない。
人は向いています。
運転すると直ぐに眠たくなる人は向いてないですよ。w
私は運転はキライではありませんが長距離運転は苦手です。
なので中距離や地場配送の運送会社を選んで働いています。
車が好き
ドライバーは車好きが多いです。
車好きという事は、車を大事にするという事。
なので事故のリスクも少なくなる。
個人的には
- 内装をいじるのが好き
- 外装をいじるのが好き
- 車の仕組みが好き(整備士レベル)
この3つのパターンに別れます。
1人作業が好き
基本ドライバーの仕事は1人です。
なので自分のペースで仕事が出来ます。
もちろん作業が遅すぎるドライバーはクレームに繋がるのでモラルは守らないとダメですけどね。
相手に合わさなくていいので基本気楽です。
段取りが得意
ドライバーの仕事は単純作業なので、段取りと要領がすごく重要です。
ぶっちゃけ仕事が早い人は会社での立ち位置も上位です。
ただし仕事が早すぎる人は会社に都合良く使われてしまうのでバランスが大事ですけどね。
いつでもどこでも寝れる
地場配送は毎日帰れますが、長距離ドライバーに乗るのであれば、車中で睡眠しますので時間を自分で管理しなくてはなりません。
初めて行く会社なんかは勝手が分からないのでドキドキして寝不足になりがちですが、それでも図太く眠れる人は向いてる人と言えます。
キレイ好き
キレイ好きな人は整理整頓ができる人なのでドライバーに向いています。
パレット仕事はそうでもないですが、バラ積みの時はモロに特徴が出ます。
荷物を面一に積み込む能力が高い。
(キレイに積み込む)
もちろん破損もしない。
一緒に積み降ろしのお手伝いをすると、こだわりがあるので逆に迷惑になってしまう場合もありますけどね。
まめな人
ドライバーの仕事は単純作業なので割と適当に業務をしてしまいがちですが、細かいこだわりがある人の方が仕事は回りやすくなります。
とはいえ、まめ過ぎると
めんどくさい人に認定されるのでバランスが大事です。
ストレスに強い人
1人作業がほとんどのドライバーですが当然ストレスもかかります。
- 仕事内容の忖度
- 周囲の運転マナー
- 取引先での理不尽な対応
- ドライバー同士の愚痴
どこの業種でも多少のバラつきはありますが、ドライバーの場合は対個人で対応しなければならないので上手くストレスを逃さないと事故やケガの原因になるので自分なりのストレス解消方が必要です。
責任感が強い
責任感が強いと
- 時間はもちろん厳守
- 仕事はなんでもこなす
- イレギュラーがあっても柔軟に対応
できるので信頼されます。
当然なようで凄くムズカシイですけどね。
コミュニケーションが得意
別におしゃべりになる必要はないです。
最低限
- 相手にきちんと伝える
- 分からないのなら何回でも聞く
- 少しの気配り
ができれば問題ありません。
ドライバーに向いてない人
とまでは断言しませんが不利にはなります。
不規則な勤務時間が苦手な人
定期便、専属便、宅配は同じ時間帯に出勤しますが、それ以外のドライバーは取り扱う荷物によってバラバラです。
朝の2時00分に出勤したり朝の8:00でも全然間に合うみたいな運行も普通にあります。
・感情のコントロール出来ない人
ドライバーは孤独な作業を淡々とこなすので周囲の意見や状況を無視して自分勝手に仕事をするドライバーも居ます。
- 素直じゃない
- 真面目じゃない
- 協力しない
- 自己中
- 自分の常識(体験自慢)を他人に押し付ける
等の人は向いてないですが、わたしもストレスが溜まれば感情がこぼれる事なんて多々ありますので……
事故が多い人
ドライバーは安全が最優先です。
ぶっちゃけ仕事が遅くても、ワガママであろうと事故さえしなければ会社では重宝されます。
事故が多い人は主に
- 気が早い
- 確認不足
- すぐテンパる
人が事故をするのが多いですね。
忙しい時こそ余裕を持って運転する事が大事なのですが本人は分かってない事も多いイメージです。
今まで見てきた経験上トラックの事故は続けざまに事故が起きるイメージがあります。
10年以上無事故だったベテランドライバーなのに1年で2回事故をしたり
小さな事故が多いドライバー
- 道路標識に当てる、こする
- ケツのマーカーを割る
- 左ミラーを飛ばす
等々
半年で6回事故したドライバーなんかも居ます。
すべて実話です。
運送会社によって自己負担金が全然違いますのでホントに安全運転を心掛けねばなりません。
トラックドライバー診断方法
運送会社に入社する前に
の初任診断を受けます。
運送会社によって合格点数が違いますので真剣に取り組みたい所。
項目は
動作の正確さ
様々なトラブルに対し、的確かつ迅速な処置ができるか測定します。
・判断及び動作のタイミング
動作をおこすタイミングの判断の適切さを測定します。
・注意の配分
次々に変化する事態に対し、注意の配分の具合を測定します。
・視覚機能
動体視力、眼球運動、周辺視野等を測定します。
・安全態度及び危険感受性
運転者の安全に対する考えや、危険予測、判断の妥当性を測定します。
わたしが運送会社に入社したときの合格点数は60〜80点です。
それ以下の点数でも合格する運送会社もあります。
料金はほとんどが会社が払うので問題ないですよ。
まとめ
ドライバーに向いてる人も向いてない人も実は紙一重だったりするんですよね。
- その時の仕事内容
- その時の交通状況
- その時のストレス度合い
で簡単にひっくり返ります。
結局バランスが1番大事だったりするんですよね。
自分のバランスの基準はどこなのか?
心地良いバランスを見つける事が最終的には自分にとって、いい結果に繋がると思いますので1つ1つクリアにしていけたら良いですね。
少しでも参考になればうれしいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。